キャメルフェスティバル要注意! プシュカル


何も知らずにインドに到着した日が11月9日。プシュカルのキャメルフェスティバルは11月8日から15日までと聞く。

祭りと聞いたら血が騒ぐ私は日本人。

行くしかない。

プシュカル到着は12日、祭り真っ只中。お祭りだけに行った先でゲストハウスがフルということもあろうと思い車と宿をツアーオフィスで手配してもらってきた。

が・・・予約をしていても予約を塗り替えられるほどの盛況ぶり(!?)と悠長なことは言ってられない、なんでだ?なんで予約したのに部屋がないんだ?と繰り返し、何とかしてくれとわめくことでベッドひとつあるだけの安ゲストハウスに泊まることができた。

お金を払ってなんだってこんなことになるのか・・・意味不明だ。

祭りに出ると、雄大とまでは行かないが鳥取砂丘のようなこじんまりとした砂漠の中にラクダが何頭いるのやら、見渡す限りラクダラクダラクダ。

インドでは道を歩いていても ラクダと普通にすれ違うからラクダ自体は珍しくなかったけどその頭数に圧巻。

街は人が多くてどこに行っていいかわからないということでガイドを名乗り出たものに案内してもらう。が、しかし、こいつ、なぜか、走る、走る、走る。

何を急いでいるんだか・・・いい加減にして欲しい。

祈りをささげる湖まで来てヒンドゥーの神々に祈りをささげると最後にお布施を出して帰ろうというので1ドル出すと「おい・・・」という恐い目をする。

家族は何人だ?恋人はいるかと聞かれ僕の大切な人は総勢7人だということに決まった。7人だったら全部で70ドルくらい出さないとだめだと言ってくる。

ここに来ているインド人がそんなに出しているのか?外人だと思ってふざけたこと言いやがって・・・カレー1食80円のくせに・・・とあきれているとなぜかお布施の値段交渉が始まってしまった。

結局一人2ドルで15ドル。

日本のお参りでも5円しか出さないのになんで俺がヒンドゥーの神に1800円も出さなくちゃならんのだ・・・と頭にきていた。

伏せの際、抜き取るつもりかと見ていたがそうでもなく、おそらく、外人からいっぱい捲し上げてよいことをした気分になっているのだろう。自分の神様がよければ近くにいる外人が泣こうがわめこうが知ったことではないんだろう・・・

このガイドのうさんくささにすぐに断り、後は自分で何とかすると3ドルで別れる。

次にプシュカルまでつれてきてくれたドライバーとキャメルフェスティバルのメイン、ラクダ乗り場へ行きラクダライディングの値段を聞くと2時間で55ドルだという。

高すぎる。「見るだけでいいや・・・帰ろう」と言ったがドライバーがここまで来て乗らないのか?何しに来たんだ?と僕を戒める。

どいつもこいつも外人だと思って簡単に金を出すと思ったら大間違いだぞと怒り心頭。

「わかったわかった!15ドルなら乗ってやる!」とゆずらない構え。が、しかし、向こうももともと55ドルの料金を譲りはしない。結局29ドルでけりがつく。

ほんとにプシュカルではインド人に負けっぱなしだ。情けない。

ラクダは意外に乗り心地が良い。 地面を歩けばあれ買えこれ買えそれをよこせとうるさいがラクダの上は安全、楽ちん少々高かったけど至福の2時間でした。

翌日、ジャイブルに帰る時、ドライバーが「昨日の夜、君が神を前に祈りをささげなかったと言いこの車を探し出したやからに私は袋叩きにされた」と報告してきた。

あんなにお金を払って それにインド式の祈りのささげ方をわざわざガイドに聞きながら一コマ一コマ教えてもらいながらやったのに僕が祈りをささげなかった?祈りが下手すぎて祈りに見えなかったとでも言うのか?言いがかり甚だしい。頭にくる。

だがしかし、腑に落ちない点がある、この車でプシュカルに着いたのは祈りをささげる3時間ほど前ではないか!祈りをささげた後、この車には乗っていなかったからどうしてこの車に僕が乗っていたとわかる?言いがかり甚だしい。

おそらく、 到着時に日本人が乗っていたから単にそれを狙って強盗を試みたんだろう・・・祈りがどうとかこうとかは単なる言いがかりだ。ドライバーもそう思うと言っていた。

もうひとつ、可能性があるならば ドライバーがあとあとチップを要求するためにうってかかったウソの布石。。。か

どっちにしろ、腑に落ちないプシュカルピープル。祭りは日本でも騒いで盛り上がってけんかが始まるくらいだ。インドのどこかの祭りで強盗が起きても不思議ではない。気をつけなくちゃ。

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